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foobar2000 奮闘記 vol.6 ロック禁止令?いや エレキ禁止令です。
今月はFoobarのお題はチョットお休みして、今回は1965年のエレキブームを特集した今月(2018年6月号)のギター・マガジンの記事に関して書かせていただきます。ギターマガジンはもちろんギターの雑誌で発刊以来、随分お世話になってきましたがここ最近はギター中心の話題を離れ音楽そのものにスポットを当て、その音楽にギターという楽器がどのような役割を果たしてきたかといった内容が多くなっています。先月号は日本のジャズギター史に特化した内容で戦前のジャズギタリスト角田孝にまで遡り澤田駿吾、高柳昌行といった戦後の日本のポピュラー・ジャズに大きく貢献した人たちの話題に大きく踏み込んだ素晴らしい内容でした。そして今月はまさかの「あの頃、僕らとベンチャーズ」というすごい副題のついた1965年のエレキブームにスポットを当てたノーキーの追悼号と言える内容となりました。(ギター・マガジンがエレキブームを取り扱うとは!驚きでした)しかも素晴らしい内容で、このあまりにも激変した難しい時代へ切り込み、それを正確に伝えた内容は正直驚きに値するものでした。
日本中がエレキに沸いた1965年!私は中学2年生でした。既に1963年からポップ音楽に傾倒していた私にとっての最初の衝撃はエルヴィスであり(映画の時代でしたがそれでも衝撃の出会いでした)その1年後の1964年にビートルズの直撃を受けたわけです。そんな自分にとってさえ、1965年のあのエレキブーム到来の際にはベンチャーズを始めとしたテケテケサウンドに心奪われました。まさに日本中がエレキに染まった年だったと思います!
ここでギターマガジンにも書かれていた、私の生まれ住んでいる町で施行された「足利市のエレキ禁止条例」に付いて、その理由や発端に付いて一言書いておきたいと思います。エレキのピーク1965年は日本中で多くのエレキ大会が行われたと思いますが、当足利市でも真夏の8月「エレキフェスティバル」(コンテストだったかな?)という名目で多くのアマチュアバンドが出演し順位を競うイベントが市内の中心にある鑁阿寺というお寺で行われました。今で言う野外フェスですね。(そこに中学生の私も聴きに行っていましたが)寺の境内全てが立錐の余地もないほどの混雑ぶりで会場に集まった若者たちの熱気は凄まじいものでした。しかしエレキを素直に楽しんでいた若者ばかりでなく、興奮ピークに達した未成年者、高校生たちの一部は飲酒、喫煙、シンナー等で暴走し多くの事件が勃発したのです、当然多くの若者が補導や逮捕となったわけです、この事件を重く見た教育委員会は「事の発端はエレキだ、エレキは若者を不良にする」という理由でこの事件をきっかけとし「エレキ禁止条例」が施行されたわけです。まあこれがお粗末なエレキ禁止令が生まれた背景という事になります。しかし所謂エレキブームというのは1966年には大きく下降線を描き1967年になるとエレキは時代遅れを象徴するサウンドとして扱われはじめます。それでもあの条例の影響は長く尾を引き、私が高校生になってギターを始めた頃ですら「エレキは不良」という謂れのないレッテルを貼られなければなりませんでした。まあGSブームという二度目のお祭りが始まっていましたので仕方のなかった点もありますが...話を戻しますが、日本人にとっての1965年というのは空前絶後の1年だったと思います。一億総エレキ化は決して誇張したものでも何でもなく、ただただエレキに明け暮れた一年だった事は真実であり、エレキが国を震撼させたのも事実です!私が長くレコード店を営んでいるという客観性を信じて頂けるならば、1965年は日本の文化史にとっても極めて重要な年であり、日本のロック音楽の卵が急速に熱せられた年ともいえると思います。あのように国全体を動かすようなブームを中学生ながら体験できた事は人生の貴重な一コマだったと思っています。
一服します)
「エレキ禁止令」というワードを「ロック禁止令」と入れ替えてみると、それがいかにナンセンスなものであったか今の若者にも通じるものがあるかも知れません?1965年の日本にロックはまだ誕生していません、たまご程度だったかも知れません。それが証明されるのが「ロック禁止令」ではなく「エレキ禁止令」であったという点です。皆様はどのようにお考えになりますか? ロックとエレキ、それは日本人だけに課せられた永遠の矛盾です!似て非なるもの!とまでは言いません、しかし決してイコールではない道を1965年を体験した人たちの多くは歩んできたのです。そうです、あの1965年がそうさせたのです!その後に続くGSブームとエレキの関係についてはいずれまたの機会に!
最後に今回foobar2000やそれに伴うモニター・オーディオに関して何のお話しも出来ませんでしたが、先月書いたレコード会社によって録音カーヴが異なるという問題に関しまして、今後 近々に何らかの形でレコード会社別にカーヴを選べる再生環境を整えるつもりでいます。そこで新しい情報が発信できると思います。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
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https://www.phileweb.com/news/audio/201803/13/19564.html
★★★★★★6月の記事(第6回)
★★★★★★5月の記事(第5回)
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★★★★★★3月の記事(第3回)
★★★★★★2月の記事(第2回)
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